ねぇ かおるさん 耳からつくしが生えてますよ

レイキサロン&スクール風の城☆kaoruの気まぐれ日記

   1月 09

「かぐや姫の物語」と第二シンボル

年が明けて1月2日に、かぐや姫の物語を大阪は高槻の映画館で観てきました。

<以下、ネタばれ満載ですので、どうぞご注意を^^☆>

別の映画を見たときの予告編で、独特のタッチの画風と、だれもが知る「かぐや姫」とあってとても興味が湧いたのです。そして年末にかけて。わたしのフェイスブックつながりでは、続々と、この映画を見た感動が投稿され、一層の興味が!

だれもが知っているこのストーリーにどんな味付けをするのだろうと、静かなときめきと興奮を感じつつ、すっかりこの物語の世界に引き込まれた2時間余り。

かぐや姫の心境というものが、わたしにとってはあまりにも自然でした。

自分の心で感じて、手足を使って、意志を使って、全身全霊で生きるということのゆたかさを享受した田舎時代。

都に移り、それができないという状況から、思わず、月に助けを求めてしまったという心の叫び。

月を眺めながら、ひとり琴を奏でる心境。(ちなみに、わたしは、今は、ライアーという竪琴を弾きます。)

それぞれが、わたしの今、および過去の体験とシンクロし、深い共感を得ました。

実は、10代の頃のわたしは、大学の国文学科を志望するほど古典の世界が大好きでした。古文の音の響きが好きで、源氏物語の冒頭を覚えて暗唱しては楽しんでいました。

御簾越しに行われる男女の和歌のやりとりや、清少納言や紫式部に代表されるような女性たちの機知あるやりとりとかいうものにも、ものすごくあこがれを抱いていました。

研究室では、竹取物語を論文の課題に選ぶ先輩もいたのですが、教授に、題材として研究されつくしているし、世界が小さすぎる、という鋭い指摘をされていたことを今でも覚えています。

もちろん、今ではそういった世界とはすっかり無縁になりましたが、この映画を見て、まず感じたのは、「御簾の中に囲われたお姫様なんてわたしには耐えられない!」ということ。

衝撃的でした。

あんなにあこがれていた平安時代の風俗がわたしにとっては、すっかり不自由の象徴になってしまったのですから。もう、タイムスリップしても、御簾の中のお姫さまにはなれないし、頼まれてもお断りです(笑)。

貴公子たちの求婚場面に至っては、なんとかして自分のものにしようと、御簾の向こうのかぐや姫におのおのが述べた口上には、嫌悪すら覚えました。

そこに、かぐや姫が心を持った人であるという認識はみじんもなく、もちろん「愛」などはかけらもない。

幼きころ、絵本や物語でこうしたシーンは何度も耳にしたり目にしたりしてきたはずですが、たくさんの男の人に求婚されていいなぁという羨望こそあれ、嫌悪など感じたこともありませんでした。

そういう自分の反応に驚くと同時に、もうわたしは、そうした世界にあこがれていた自分とはまったく違う世界に生きているのだということを実感しました。

今のわたしは、自分で感じ、考え、自らの足で歩き、この手を使って、わが世界を創造し、それを全身全霊で体験しています。

そして、わたしが一番印象的だったのは、最後に月からの迎えがやってくるシーン。

お迎えのご一行に向けて、地上から放たれた矢が花に変わった瞬間でした。

そうだよ、そう。わたしたちはこれをしなくっちゃ!!!

どんなエネルギー(想念)を向けられても、わたしたちには心という変換機をつかって慈愛(花)に変えることができる!

それが人間というものの可能性と素晴らしさだわ。

そんな連想につながって、実は、この瞬間に、わたしの魂はここ一番の歓喜を体験していました。

だから、わたしは生まれてきたんだ。それがしたくって!!!という衝動とともに。

そして、美しい音楽とともに描写された月からの御一行をながめながら、せんだって受け取った第二シンボルの体感とイメージが、これにそっくりだなと思いました。まさに、極楽浄土だったのですねぇ。

映画の中では、かぐや姫は、月、つまり天界に帰ってしまったけれど、もはや、天界(光)、地上(闇)という二極化した世界ではなく、みずからが心の中の天界を生きていかなくてはならない時代だと思いました。

あの、極楽浄土の音楽を聴きながら、わたしたちは、この地に生きるのです。

痛くても、辛くても、悲しくても。

ひとつひとつの体験を糧に、愛を学び、本来のわたしたちへと目覚めていくのです。

それが、魂の喜び。生きるということ。

そんなことを、あらためて感じさせてくれる「かぐや姫の物語」でした。

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