それに
気が付いている限り
それは燃えている
薪をくべることもない
われわれが
見ているからである
気づきの目を以て
見ている限り
そこにある
☆
満ちたりた気分で歩いていた。
空は青く、春の陽は心地よい。
ふと感じると。
心の中に、あかあかとともる、焚き木の炎。
勢いよく、それは、いつでもそこにあるかのように燃えている。
これを愛というのだろうか?
とある人は、この炎が絶えぬよう、薪をくべることが「愛」だと言った。
いや、しかし。
薪はなくともこの炎は燃え続ける。
われわれが、それを見るならば、薪をくべる必要すらない。
☆
一瞬の、気づきとひらめきによる深い洞察が、わたしを襲った。
今は、もう、ことばだけでそれを再現することはできないが、
かろうじて持ちかえった言葉をたよりに、日々、再現に尽くしたい。
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