この12月に続いたレベル3では、みなさまとご一緒にワークをさせていただく中で、わたし自身の意識の変化を実感させていただくことができました。
父方の亡き祖母との邂逅もそのひとつです。
あるワークの中で、レイキのお作法を使って、今は亡き父方の祖母を感じてみました。
実は、その数日まえだったか、こんな夢を見たのです。
「父方の亡き祖母が夢に。厳しい人で、周りのひとからもそういう風にみられていた人が、とても優しくなっていた。夢の中で、わたしの母の人の好さと重なるような表情を見せて驚いた。家族でとりくんでいる癒しの現れかな^^☆」
夢を見た直後に、ツイッターに飛ばしておいた心のメモです。
祖母は男まさりな面のある人で、お金をつくるのが上手でした。しかし、そのお金を持つが故の苦悩を最後まで手放せないでいたようでした。
お金がなくなったらどうしよう・・・。
お金がなくなったら誰も自分のことを相手にしてくれないのではないか・・・。
そんな恐れがいつでも祖母を、あらゆる人との関係性において、頑なにしているようでした。
当然、わたしたち孫との関係も希薄で、遊びにいっても、いつも祖母はわたしたちから遠いところに座って,
その間を取り持つのは母だったような記憶しかありません。
本当は、愛してほしいし、自分も愛したかっただろうに、そのもっとも豊かな方法を今生では表現できなかったのだと、今は、思います。
そんな祖母でしたから、実の息子である父との関係性もいろいろあったようでした。
絶対的な祖母のもとに、一切の意思表示を放棄してしまった父。
それは、幼いころからの、母子の関係性のつみかさねが父をそうさせたのでしょう。
それに連なる深いトラウマが、父の肉体の症状となって表現されているのだろう、というのがわたしの常々の思いでした。
だから、先にご紹介した夢を見た時、わたしたち家族にとっての一つの癒しが起きたのだと思いました。それが、たまたまわたしの夢を通じて表現されたのだと。
これは、食道にガンが見つかったということがきっかけで父に頻繁に遠隔するようになっていたこととも関係があると思っています。
本質的な癒しというのは、ワンネンスの感覚の中で起こります。それは、いわゆる個々の顕在意識という浅いところではなく、意識の深い深いところ(そこは他の人の潜在意識ともつながっている)で起こります。
そこでは、自他の区別はありません。
あなたの癒しは、わたしの癒しであり。わたしの癒しはあなたの癒しなのです。
つまり、この夢は、父とわたし、という自他の区別のないところで起こったひとつの癒しととらえることもできる訳です。
ワークの直前、そんな祖母の夢を想いだし、はじめて、祖母とつながってみよう!と思いました。
すると、まず、つながった瞬間、「泣きたい気持ち」というのが体を通じて伝わってきました。
わたしの内側の全経絡が収縮し、ぞくぞくとした感覚が湧きあがってきました。
悲しみがこみ上げて涙が出る時の、あの感じ。とてもとても明確でした。
祖母の、深い悲しみ。今生では表現することも、体験することもできなかった「愛」。
とにかく祖母は本当はもっともっと泣きたかったのだなぁと感じました。
と、同時に、私の外側には、おおらかな愛につつまれた本質的な祖母の存在を感じました。
生きている時には、叶わなかったけれど、こうして、祖母の気持ちを感じることで、ただただ、本当に愛に不器用な人だったんだなぁと想えて、慈愛の気持ちが湧いてきました。
こうして、つづっていると、ほんの少しだけれども祖母の気配が体感を通じて伝わってきますね。
でも、それは、あのワークの時のような泣きたい気持ちではなく、ちょっと喉のあたりにつまりがあるような感じ。
(実際、祖母は舌癌をわずらった時期もあり、最後は骨折したまま起きる気力がなくなり床に伏したまま亡くなったと聞いています。)
こうして、感じてあげたり、思い出してあげることで、無念の想いが晴らされたり、流れたりして、癒しが起きるものなのですね。
人の心ってほんとうにすごいなぁ!!!
せっかく生まれてきたのだから、この自分のこころを、世界がゆたかになるように使っていきたいと改めて思いました。
☆☆☆
おばあちゃん、ありがとう。
生きている間は、わたしも心を開けなくてごめんね。
おばあちゃんがつらかった気持ち、今ならよくわかる。
だれも、自分の知っている愛しか表現できないし、理解もできないものね。
だからこそ、そういう人の「個性」を愛して生きていきたいと思うよ。
おかげさまで、今、おとうさんもわたしもしあわせです。
おとうさんは、相変わらず、植物と動物が好きだよ。
おばぁちゃんが、精一杯生きてくれたおかげで
今のわたしたちがあります。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとう!!!
孫娘より
☆☆☆
PS.最後は、わたしも、本当に泣けました。こうして記事にする経過が、わたしたちの癒しをまた一段深めてくれたように思います。
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