ちょうど、三週間前の今日。入院して、その翌日、子宮卵巣を全摘した叔母の経過は良好である。
手術の翌日から、予定のない日は、病院に通ってレイキをさせてもらっている。
術後、数日から、右足にむくみが出てきた。ソケイ部分のリンパも摘出しているので、その影響であろう。左右の足が別人のように違う。右足は甲にいたるまでパンパンであった。
看護婦さんにリンパマッサージをしてもらったり、自分でも覚えてしているようではあるが、ここ数日は、腫れがかなり引いてきている。
痛みどめの服用も一日2錠とかなり減ってきた。レイキをしていると、腹部の痛みが浮いてくることがあるが、頻度も減り、痛みの程度もかなり軽減されてきているようだ。
術後は、左足が思うように動かせなかったり、ベッドに座るだけで、腹部が痛んだりして大変であったが、今では、点滴や排尿用の管など、管という管はすっかり外され、自由の身だ。
ゆっくりではあるが歩けるようになっている。
すべての管がはずれ、ベッドの上で比較的自由な体勢でレイキができるようになってからは、頭部からの手当もしている。
これまでは、後頭部や耳へのレイキをしていると必ず咳き込んでレイキを中断するということが続いていたのが、今日は、それがなかった。気のレベルが一段アップしたようだった。
鳩尾(膵臓のあたりだろうか?)を中心として、まぁ、ヒビキがよくでること。時には、たわいもない会話をかわしながら、叔母の体に手を置いていく。
患部は摘出されても、エネルギー場がそれでクリアになるわけじゃない。患部を中心としてまだまだ手当は必要だし、肝臓や腎臓など臓器への手当ても必要だ。
カーテンでしきられた、大部屋の片隅ではあるが、こうしてレイキをしながら、叔母の傍らに寄り添えることの幸運を想った。
叔母は、よくいう。「ホント、体ってこわいねー。」と。
わたしは決まっていう。「大丈夫だよ。体ってすごいんだよ。安心してゆだねていたらいいんだよ。信頼してのびのびさせてやれば、子供だってよい成績を出すでしょう?おんなじだよ。」
幸い、叔母は、わたしのこんな調子を楽しく思ってくれているようだけれど・・・。
そうそう。
わたし、知らなかったのだけれど。
叔母さんって、やさしくてかわいらしくて少女みたいな人だったんだね。
こうして、じっくりとコミュニケーションしてみると、叔母の本質がよくわかる。
必死になって歯をくいしばって・・・、ずいぶんと苦労をしてきたね。
まだまだ、世の中すてたもんじゃないよ。
自分の人生だもの。
自分の好きに生きたらいいんだよ。
「人はね、見る物を信じるんじゃなくて、信じるものを見るんだよ。」
そんな、わたしの話に、素直に耳をかたむけてくれる叔母のしあわせを、心から願う。
台風一過の今宵。空に輝くレモン型のお月様に・・・。
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