ねぇ かおるさん 耳からつくしが生えてますよ

レイキサロン&スクール風の城☆kaoruの気まぐれ日記

   1月 05

想いでの中学癒し体験

我が生まれ故郷の地元では超有名、学問の守り神 岩津天神。

小さいころは、父に散歩に連れて行ってもらったり、小学校では、写生会があったり、中学では、高校の合格祈願が学校行事として行われたり・・・。

いろいろとお世話になった天神さん。

昔の、色気のない、地味~な雰囲気から一転、いつしか、商売っ気たっぷり、サービス精神旺盛な神社に様変わり。

お正月にはたくさの人たちが初詣に訪れます。

わたしたちも、去年に引き続き足を運びました。

近隣が初詣の車で渋滞していることに驚きつつ、わたしたちも、階段したまで続くなが~い行列を経てようやくお参りすることができました。

その帰り道、とあるお寺の看板を見つけて、足を延ばしてみようということになりました。

ところが、歩けど歩けど見つからないお寺さん。

ついには、見覚えのある風景に出くわしてしまいました。

なんと、わたしの母校の中学校。

天神さんから中学までこんな風に道が続いていること、知りませんでした!

なつかしさに、ふらふらと学校の正門前に引き寄せられて、構内を眺めていました。

「あのあたりで、バレー部の朝練に励んでいたんだよ。」
「あ、体育館の場所が変わってる!!!」

なんて話していると、中から、恰幅の良い男性が出てきました。

「わたしは校長の○○です。なにか御用ですか?」

「あの、昔の卒業生です。たまたま通りかかって懐かしかったもので・・・」

と答えると、「自分はもう10分ほどで出てしまいますので、その間でしたら、中にはいってみてもらっても大丈夫ですよ。」

と何とも暖かな心づかい。

その先生は、わたしよりももっと古く、中学が別の場所にあった頃の卒業生だとか。昔あった体育館が取り壊されて駐車場になったことなど、教えていただきました。

校長先生とこんな風に話すことってなかったな・・・。

あのころの「校長先生」という人のイメージは、いつも何をいっているかわからない人という感じでとてもとても遠い存在でした。

それなのに、今。

この目の前で話をしている、この校長先生からはとても、あたたかなものを感じるのです。

きっと、たくさんの生徒たちに接して、多くの同僚や父兄とのかかわりを通じて濃厚な教師生活を送ってきたに違いない。

ものすごく、子どものことを想っているんだろうな、というイメージが湧きました。

そして、校長先生と別れて歩き始めると、わたしの中の、中学というイメージの場所が、暖色系になってポワンと浮かぶのを感じました。

すると、とめどもなく涙があふれ出しました。

あぁ、わたしが過ごしたあの場所は、こんなにも温かいところだったんだと。多くの先生方に見守られ愛されていたのだと。

あの頃にはみえなかった大切なもの。30年もたってようやく受け取ることができたみたいです。

はじめて会う、まったく見ず知らずの校長先生とのほんの一言二言の会話で、こんな風に思いもかけない癒しが起こることも不思議ですが、たまたま同じ中学出身という幸運も手伝って、記憶の糸がほぐれたのかもしれません。

癒しとは、記憶の、つまり情報の書き換え。
あるいは、新たな視点を得ること、とも言えるでしょうね。

癒し、癒し、と取り組んでいたころは、ほってもほっても浮いてくる心の傷と向き合うことが面白かった。

でも、ある時、これは、掘っている限りとめどもなく出てくるものだと気が付きました。

だから、今は、もう掘り返したりしません。

今ある喜びを胸に、しあわせに満ちた気持ちで日々を過ごしていると、癒そうとしなくても、こうして、癒しは訪れます。

わたしが、あの、中学の頃のわたしとなんら変わることなく、同じ表情をしていたら、校長先生は出てきてくれなかったかもしれないし、まったく違う話の流れになったかもしれないし・・・。わたしの中で、癒しが起きることもなかったでしょう。

あー、だから、生きていくってお面白いです。

きっとまだまだあるよ。情報の書き換えが可能な記憶のパーツが。
だって人間だもの^^。

その記憶のパーツが、こんな風に、一瞬にして書き換わる。
その瞬間に生まれるパワーこそ、この世で最強の愛という癒し。治癒のパワー!!!

それは、だれでもない、自分でしか生み出せないもの。

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