あー
わたしはまだ
変えようとしていたんだ・・・
そう気が付いて
ほっとした
これで
またひとつ
わたしは
自由になった
なんだろう?
この不穏
自分の中に沸き立つこの感触
わからない
こういう時は
ひたすら感じきる
海の中に
絵の具が広がるように
その不穏とともにいる
すると翌日
答えはやってきた
子供のころよくとらわれていた
あの体験だった
答えがわかると安心する
漂っていた不穏の影は薄まり
消えていく
「闇は乗り越えることができても
消えることはないんだよ」
そんな言葉を思い出した
そう
それでいい
闇の記憶は
そう簡単には消えない
時おり沸き起こる
その感触も
わたしは
愛して生きていこうと思う
ほがらかな
秋の日のように
心地のよい
あこがれ
あこがれって
昔は
ちょっとつらい感情だった
それは
自分がそうでないことへの
嫉妬だったから
いまは違う
「あこがれ」という言葉の中には
自分もそう在れるんだ
という希望がある