ねぇ かおるさん 耳からつくしが生えてますよ

レイキサロン&スクール風の城☆kaoruの気まぐれ日記

   2月 05

心の弾力

体が緩み始めると言われる2月。わたしの体も、雪解けを待たずに顔を出すフキノトウのように、伸びをし始めました。少し体を動かすと、丹田から上昇する気のエネルギーが伸びやかで、春に向けて、体が動きはじめていることを感じています。

先日、街に出かけた時のこと。ご一緒させていただいた方は、今、お子さんの幼稚園の入園準備をしている真っ最中。お弁当袋やら、コップの袋やら、縄跳びをしまっておく袋やら・・・。必要なお道具をいれておくのにサイズやデザインなど規格の指定された袋を、それぞれのお道具にあわせて作らなければならないのだとか。

今じゃ、その手のものは、デザインも柄もかわいいものが売っているし、もしも手作りなら、ママの発想を自由に生かしてかわいいものができるんじゃない、なんて思ってしまうものだから、わたしとしては、ちょっとびっくり!

幼稚園の方では、規格を統一しておくことで、使いやすさを重視しているのかもしれませんけれどね。それに、作り手は考えなくて良いのでかえって楽なのかもしれません。まぁ、理由はどうでもよいとして、笑ってしまったのは、その時のわたしの心の反応です。

談笑しつつも、わたしの心の中では、こんな言葉がこだましていました。

「そうしなさいって言われると、嫌だよって言いたくなるんだよね。」

と。そこが面白かったんですよね。

実は、わたしは、物心ついた頃には、「規則は守るもの」と思っていたので、「規則を破るなんてもってのほか」という生き方を随分長い間してきました。もちろん、今では、時に規則より優先するものがあると思うし、規則の必要ない世界というのがわたしの理想ですけれど。子供の頃は、学校の決まりを「破ってみたい」なんて思ったこともない良い子ちゃんでしたから、今になって、自分の心が、そんな風に反応することがとっても面白かった!

今回の出来事で、規則を破りたくなる人の気持ちが理解できたような気がしました。

「こうしなさい」と枠に入れようとするから、「いやだよ」と言いたくなる。

弾力のある元気なゴムまりのような心を、無理やり小さな小さな枠の中に閉じ込めてしまうような、そんな窮屈さを感じたんですね。

そしてね、実は、とっても嬉しかったんです。

あ、わたしの心、とっても元気だな、っていう感じがして。

何気ない会話のやりとりで姿を現した、わたしの意外な一面。いわゆる大人の世界では、こういう感覚ってどんどん失われていくのかもしれません。

だからこそ、自由に自分を表現する機会を普段から持っておくことってとっても大事ですね。

わたしにとっては、何の決まりも枠もない「レイキ」という世界も、自由を満喫する世界の一つになっています。

なぜって?
それは、意識のワクをはずせばはずすほど、宇宙から豊かなエネルギーが流れ込むからです。そして、観念や概念からの自由を得られるほどに、豊なエネルギーのパイプになれる、というわけなのです!


   1月 15

冬眠する熊の気持ち

ものすごい雪でしたね。

みなさまは、お怪我などございませんでしたか?

わたしは、今朝ゴミ出しに出たところ、凍結した路面に左足をとられツルリと。なす術もなく、しばらくスケーティングした後、かろうじて左手を地面に着いたのでした。軽く左足の膝を打ちましたが、滑った割には軽度の打撲でした。右手にはごみ袋を持っていましたし、無駄な抵抗をしなかったのが幸いしたかもしれません。

ほんの数秒だったと思いますが、滑っていた間の不可抗力の時間は、不思議と怖さはなくて。心の中は、意外にもからっぽで、その感覚がなんだかおかしくって、着地した後、一人で笑ってしまいました。

昨日の大雪と、そのあと、なかなか溶けきれない今日の雪。おかげさまで、予定は先延ばしになり、わたしは、自分の手当をしっかりさせていただきました。

いつもでしたら、「雪」となると、その非日常の感覚を楽しんでしまうのですが、今回は、雪という天候そのもののパワーがのしかかって来るような重さが気になったのが不思議でした。

思わず、冬眠する熊の気持ちってこんな風なのかな・・・とでもつぶやいてしまうほどに。

動きたくなくて、布団にもぐっていたい。そんな気分なのです。

ということで、温かい布団の中で、自分へのレイキをこれでもか・・・。という程にしてしまいました。最近では、3年目になった太極拳の効果もあって、自己レイキをする時間がかなり減っていたのですが、こうして、しっかりと自分でレイキを味わうのはやっぱりいいものですね。自分自身の温もりを感じながら、エネルギーの流れにも随分と柔軟性が出てきたものだなとしみじみ。昔は、本当に硬くて筋張っていましたから(笑)

おかげさまで、胸部から左ろっ骨の下部まで繋がる違和感や、左ソケイ部の縮みなど、普段から気になっている自分の体の癖にじっくりアプローチできたと思います。

経絡的にいえば、縮こまっていたエネルギーの道が、レイキをじっくりすることにより段階的に伸展し、その分本来の機能を発揮できるようになったのではないかな(^^)。

そしてね、こんな時は、大抵、昔のネガティブなことを象徴するような夢を見るのですよ。

今回も、あんな事嫌だったなとか、そうそう、こんな苦しい体験もあったな・・・と、夢の中で思っていました。詳しくは忘れてしまいましたけど。

その部分に記憶として残っていた古いエネルギーが心身から排出されていく時、その内容を夢という形で見せてもらっているのかもしれませんね。

雪に慣れない街に、大混乱を巻き起こした今回の大雪ですが、冬眠する熊になった気分で、ひたすら眠ってはレイキをしていたわたしにとっては、またとない心身の浄化となったようです。

あ、もちろん、雪かきも、少しですがしましたよ。うちのすぐ南側の坂では、近所の子供たちが、元気いっぱいにソリ遊びをしていました。

若いっていいですね!!!

さて、わたしも、冬眠はやめて、そろそろ活動することにいたしますよ。

熊さん、さようなら^^。

 ps.そういえば、熊の冬眠って?!と思ってググってみたら、こんな記事が・・・。いやはや、すごいですね~。


   1月 10

炭火のパワー

もう去年の話になりますが、クリスマスイヴの晩に、妹夫婦の家に集まってクリスマスの食事会をしました。これは、妹がこちらに嫁いできて以来恒例の行事となっているのですが、数年前に、妹家族に小さな仲間が増えてからはより一層の楽しみとなっています。

実はいま、キャンプに繰り出そうと、アウトドアグッズを色々と買いそろえていることもあり、炭火とダッチオーヴンで鳥の丸焼きを作ることにしました。

コールマンの焚火台で火をおこし、炭火に着火させます。そうして、赤々と燃える炭火の上にダッチオーヴンを置いて、蓋の上にも炭火を乗せ、上下から熱を加えます。

アウトドアの醍醐味は自然のポジティブなパワーを存分に体験できるということですね!こんな風に、赤々と燃える炭火を眺めながら、その傍らに座っているだけでとても体が温まります。

この日は、とーっても寒く、その上、わたしは風邪まっさい中だったのですが、この炭火の側にいると寒さがまったく気になりません。それどころか、かざした両方の手のひらからじんわりと伝わってくる炭火のパワーに、何やらわくわく!

あったかいなー!

すごいなー!

と、歓喜しながら、両手を通じて浸透してくる熱感を感じていて、ふと思ったのです。

「これは、使える!」

ちょうど、胸のあたりに居座っている風邪の気を、この炭火のパワーでいぶしてもらうことにしました(笑)

そうと決めたら、この炭火のパワーに静かに心を合わせます。手のひらから伝わったそのパワーが胸に流れ込むのを感じながら、きっと風邪を払ってくれるだろうと思いました。

どのくらい、この炭火の前にいたでしょう・・・。さすがに、最後には飽きて部屋に戻りましたが、この後、食事の最中に、この時の炭火のパワーを思い知ることとなりました。

いよいよ食事という時になって、なんだか気分がすぐれないのです。ゾクゾクと寒気はするし、食欲もわきません。それでも、せっかくのご馳走ですから、なんとか料理を口に運んでいました。

そうこうしている内に、ふと、胸部にあった風邪の気が大方抜けていることに気がつきました。

そうすると、今度は、喉にある風邪の気がはっきりと自覚されました。

思えば、炭火の熱で、胸部の風邪の気が動いて、寒気となって排出されていったのですね。その経過の最中は、短時間とはいえ最悪でしたが、思いがけず活用できた炭火のパワーに、何事も体験なのだなとしみじみ思いました。

だって、これも風邪をひいていなければ、分からなかった効果でしょうからねぇ。

レイキを実践していると、こんな風に、エネルギーに対する感覚が開けてきます。わたしはもっぱら体感型なのですが、これは、割と多くの方に当てはまるんじゃないかなと思います。

みなさんも、レイキで鍛えた感度を、ご自分の興味のある世界に役立ててみてくださいね。

そして、面白い体験がおありでしたら、ぜひ、シェアしてくださいませ^^。


   1月 08

在るという「よろこび」

いよいよ2013年が始まりましたね。わたし個人としては、精神面で鍛えられることの多かった2012年を経過し、収穫した学びとともに新しい年を迎えることができ、ほっとしています。

双方の実家が遠方であるわたしたちは、長期の休暇となると必ず二人で互いの実家に帰省するのが習わしになっています。嫁いではや10年以上。帰省中には、普段は会えない父母の顔を見て、年月の経過を身にしみつつも、こうしてこの世界で会える幸運を思います。

双方の実家で過ごす間は、心に映る風景を感じながら自分の心の成長具合を観察する良い機会でもあるのです。

この、年末年始の帰省のおり、母と話をしていて、「達成感」という話題になりました。母の中では、「達成感」という感覚が、充実した人生を送る大きな要素となっているようでした。たしかに、わたしも生き方を変えるまでは、「達成感」が充実した人生を送るための大きな要素だったことは間違いありません。それどころか、わたしの場合、「達成感」を得るためだけに生きていた、といっても過言ではないくらいなのです!

今は、自分の気持ちを大事に、自然の風と光を感じながらマイペースで歩んでいく心地よさを大切にしていますが、30代前半までは、交感神経バリバリの目的達成主義者でした。思えば、いつでも、勉強や仕事、趣味に至るまで、「何かを達成しなければ」という観念に取りつかれていましたね。(ちなみに、わたしの母もそうだというのではなく、母は、若いころから自分の心に正直で、わたしなんかよりずっと弾力のある心で生きてきた人です。)

それが変わったのは、7、8年前でしょうか。ある瞬間に、突然「愛だ!」と目覚め、その時から、「在るということの喜び」を知りました。以来、わたしの中であんなに大きな部分を占めていた「達成感」への欠乏はすっかり影をひそめてしまいました。今は、逆にぼうーっとしている時間が多すぎる程です!(笑)でも、この降り幅の大きさがあるからこそレイキが好きで、その心地よさが身に染みるのかもしれませんね。

今は、「達成感」の代わりに、「在るということの喜び」がわたしの中の大きな部分を占めています。これがないと、心の中の灯が消えてしまったようでなんだか冴えないのです。わたしにとって、今や、何にも変えることのできない「在るということのよろこび」。

この、2013年は、もう一度、わたしが目覚めた原点に返って、「在ることの喜び」とともに風の城を育んで行きたいと思っています。

そして、その喜びから、波紋のように心地よいエネルギーが広がって、みなさまのお役にたてればいいなというのが私の願いです。

2013年が、どんな年になっていくのか・・・。本当に楽しみです!


   12月 18

レイキの技術

先日、マンツーマンレイキレッスンを受けてくださった方から、こんなご感想をいただきました。

おそらく帰りの電車の中からだろうと思うのですが、初めてのマンツーマンレイキレッスンを受けた喜びとともに、わたしがレイキをさせていただいた時の感想を伝えてくださいました。(このレッスンでは、マスターのわたしと、受講してくださった方とで1時間づつレイキをしあうという体験をします。)

「先生の今日のレイキ、優しくて優しくて、静寂の中で大きな母を感じていました。」

「母」となった経験がないわたしにとっては、過ぎた褒め言葉ですが、こうして大いなるもののパワーを感じていただけることは素直にうれしいですね。

レイキをしている時というのは、「自分」というものにはちょっと脇で眠ってもらって、それでいて、わたしの中を通過していくエネルギーの流れをただ眺めている、そんな感覚があります。

おもしろいもので、「自分」を手放すほどに、エネルギーが自在に仕事をしてくれるのです。

いや、「自分」というものを手放して宇宙に身をゆだねるほどに、エネルギーの在りようというものが感じられるだけなのかもしれません。

いずれにせよ、レイキでは、エネルギーを無理に流そうとしたり、気合いをこめたり、頑張るようなことは一切しません。

つまり、心身ともにリラックスしてとらわれのない状態でいられるほどレイキは上手く行くのです。

でも、だからって完璧を求める必要はないのですよ。

大切なのは、その時にできる範囲で、自分の心地よさを大事にしながら、そして、相手を思う気持ちを感じながらレイキをするということです。

その体験の積み重ねが、あなたの心を磨いていきます。そして、質の良いレイキ実践者として成長していくことができるのです。

レイキの技はこころの技術。

わたしはそう言っても過言ではないと思っているのですよ。

レイキに、終わりはありません。変化していく自分の心を感じながら、その変化を楽しんていくことが、レイキをながく続けていく秘訣だと思います。

何事にも、続けてこそわかる世界というものが、ありますよね。

ひさしぶりに、ちょっとまじめな「耳からつくし」になったでしょうか(笑)。

寒さが一段と厳しくなってまいりました。どうぞ、温かくしてお過ごしくださいね。

とりあえず、ま近に迫ったクリスマスを楽しみましょう。わたしは、太陽復活をお祝いする意味で、クリスマスを大切にしています。